火曜日, 4月 15, 2025
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50セントとジャルール、長年のビーフ➡仲直り➡ビーフ再燃へ。「核攻撃」発言の行方やいかに!

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我らがいじめっ子、カーティスの話題は尽きない。2月上旬に敏腕プロデューサーIrv Gotti(アーヴ・ゴッティ)が54歳で亡くなり、元Murder Inc. Records(マーダー・インク・レコーズ)のアーティスト達はここ数か月しめやかな雰囲気に浸っていた。ゴッティさんのおかげでヒップホップ界で出世したJa Rule(ジャルール)氏もその一人だが、長年確執のあった50 Cent(50セント、本名カーティス・ジャクソン)に再度ブチギレそうになったらしい。

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TechCrunch, CC BY 2.0 , via Wikimedia Commons

今回のビーフの発端:50の過ぎたおふざけ

ヒップホップ界の多くのファンや関係者がこの影響力のあるプロデューサー兼レコード会社経営者の死を悼む中、悪ガキ大将の50セントは数十年にわたる確執を過去のものにしようとはちっとも思わなかったらしく、訃報が報じられた後も喜んでいた。ゴッティ氏が亡くなってすぐの2月6日、水タバコの前に座り「RIP」と書かれた墓の横にいる同氏の写真の中で煙を吐き出しながら、「ゴッティのタバコを吸ってるぜ。いや、神様の祝福を🕊️笑」とキャプションを付けてインスタグラムで投稿していた(現在は削除済み)。

50とジャルールがそもそも不仲になったワケ

50とゴッティは、ゴッティとジャ・ルールの親しい関係が原因で、長年にわたり確執を抱えていたと報じられている。その確執は1990年代後半、当時駆け出しのラッパー50の友人がジャルールからチェーンを盗んだことに遡る。その後も二人は長年にわたり、ナイトクラブやレコーディング・スタジオで激しい口論を繰り返したと、50は自伝『From Pieces To Weight』の中で回想している。

ジャルールの「核攻撃」発言

ジャルールは「Breakfast Club(ブレックファスト・クラブ)」に出演し、初めて50の発言に触れ、「奴のことを話題にすることは全くねぇ。あいつはただの荒らしで、それを続けているからじゃねぇかな。たまにサーカスに行くこともあるけど、そういうくだらねぇことには関わんねぇようにしてる」と語った。とはいうものの、吠え声ラッパーは50のゴッティ氏に関する発言が自身に影響を与えたことを認めた。「俺は熱くなったさ、核攻撃を仕掛ける覚悟ができてたな」

50の反応は?

さて。もちろんカーティスさんがそれに黙っているはずもなく、早速インスタグラムで応戦しているが、予想以上にトーンダウンしていると思うのは筆者だけだろうか?50は「ブレックファスト・クラブ自体が暴力を助長させるような質問をしていることを恥じるべきだぞ。この愚か者は22年間も、自らが核兵器と呼ぶものを使おうと準備してきたんだぜ。(爆笑)」とジャルールの写真付きで投稿していた。

一時期(2011年前後?)ふたり仲良く一緒に写真を撮っていたので、もう確執が無くなったもんだと筆者は勝手に思っていたが、どうやらカーティスさんの執念を甘く見ていたらしい。これは、恐らく一生続くビーフではないかと思われる。ディス曲のみならず、ジャルールのコンサートの前列席を買い占めたりと、悪童のいたずらのような行動ばかりの50さんだが、物事には限度というものがある。流石に故人をからかう行為は50のファンもドン引きしていたので、今回の反応が予想以上に薄いのはそのせいだろうか。そして「核攻撃」という言葉に対し、被爆国の日本人として不快に感じる人がいるかもしれないが、攻撃的で幼稚な50とは逆にジャルールはしごく大人な対応をしているように見える。50の次のターゲットは果たしてこのままジャルールなのか、Rick Ross(リック・ロス)に戻るのか?ご乱心のKanye West(カニエ・ウィスト)か?ぜひお楽しみに。

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