水曜日, 4月 2, 2025
ホームHIPHOP NEWSカニエ・ウェスト、ケンドリック・ラマーを全否定:「俺は奴の音楽が嫌いだ」〜プレイボーイカーティ新作に激怒

カニエ・ウェスト、ケンドリック・ラマーを全否定:「俺は奴の音楽が嫌いだ」〜プレイボーイカーティ新作に激怒

ホーム » HIPHOP NEWS » カニエ・ウェスト、ケンドリック・ラマーを全否定:「俺は奴の音楽が嫌いだ」〜プレイボーイカーティ新作に激怒

世界的音楽プロデューサーでありラッパーであるカニエ・ウェストが、またしてもヒップホップ界に激震を与える発言を投下した。今回のターゲットは、コンプトン出身の実力派ラッパー、ケンドリック・ラマーである。彼の音楽が「嫌い」だと断言し、プレイボーイカーティの最新アルバムにケンドリックが参加したことについて、激しく批判したのである。

Kanye West カニエウェスト
Kanye West and the Sunday Service Choir performed at the Strength to Stand Youth Conference at the LeConte Center in Pigeon Forge, Tennessee, on January 19, 2020. Joined by his 100-member choir and pastor Adam Tyson, West delivered a powerful worship experience. Photo Credit: Calvin Mattheis / USA TODAY Sports via Imagn Images.

2025年3月14日、ついにリリースされたプレイボーイカーティのニューアルバム『Music』。深夜のリリース予定から数時間遅れての公開となった本作には、ケンドリック・ラマーが複数の楽曲にフィーチャーされている。しかし、Ye(カニエ・ウェスト)はこの起用に納得していない。

kanye west ツイート
「俺はケンドリック・ラマーの音楽が好きじゃない。確かにラップは上手い。でもカーティのアルバムに彼は要らなかった。」

このようにYeは投稿し、自身の明確な音楽的好みと価値観を表明した。ヒップホップ界での盟友関係や過去のコラボレーションなどお構いなし。彼の言葉は、媚びを捨てた真の「本音」だと言える。

ドレイクが爆弾発言:「ケンドリックが女を殴った」!? カニエ「命を懸けてツイートしてる」

このカニエの怒りは単なる音楽的嗜好にとどまらない。彼はSNS上でドレイクからの衝撃発言を暴露した。

「ドレイクは、ケンドリックが自分の女を殴ったと言ってた。でもそれは映像がない。パフがカシーを殴った映像はある。ケンドリックはスーパーボウルの舞台に立ち、パフは監獄の中。俺は今LAのフォーシーズンズにいる。命懸けでこれをツイートしてる。だから付いてこい。」

Yeは、芸能界におけるダブルスタンダードを強く批判している。「誰を持ち上げ、誰を潰すかは支配者が決めている」と言わんばかりの主張だ。

「奴らは、持ち上げる黒人と潰す黒人を選んでいる。そしてそのタイミングも全て操作されてる。セレブはみんな臆病者で自己中心的だ。」

カニエ、ケンドリックに「FREE PUFFを叫べ」と要求。沈黙の裏にある偽善とは?

Yeはさらに、ケンドリック・ラマーに対し、スーパーボウルの場で収監中のDiddy(パフ・ダディ)を擁護するよう求めた。

「ケンドリック・ラマーはスーパーボウルで『FREE PUFF』を叫ぶべきだった。それが出来ない理由は皆わかってる。俺はこれ以上言わない。だが、それが偽善なんだ。片方は牢屋、もう片方は華やかなステージ。」

しかし…カニエ、ケンドリックのライブを「マイケル以来最高」と称賛

ここで驚くべき展開がある。カニエは後に、ケンドリックのスーパーボウルでのパフォーマンスを「1993年のマイケル・ジャクソン以来、最も素晴らしい」と絶賛。さらに、ドレイクとのビーフで見せたケンドリックの強さをも高く評価した。

「ケンドリックとラップ勝負したら負ける。あいつはこのゲームのプロ。ストリートファイターの春麗みたいに、必殺技が強すぎる。」

しかしYeは、唯一勝てる相手がいると述べた。

「ケンドリックに勝てるのは俺だけ。俺はサイコな天才だからな。ケンドリックと戦うなら、俺みたいな狂った天才でなければ無理だ。」

カニエ・ウェストの激白は暴言か真実か?ヒップホップ界の闇が浮き彫りに

カニエ・ウェストの発言は、単なる炎上商法ではない。彼が見ているのは、音楽業界の構造的な偽善であり、セレブリティたちの沈黙と選択的正義である。プレイボーイカーティのアルバムにケンドリックが登場したこと、それ自体が彼にとっての「許されざる行為」であった。

ヒップホップは本来、真実を語る文化だ。Yeの叫びは、その原点への警鐘かもしれない。誰を讃え、誰を裁くのか。それを決めるのはリスナー自身である。VIA

RELATED ARTICLES

コメントを残す

Most Popular