先週Death Row(デス・ロウ)との因縁やSnoop Dogg(スヌープ・ドッグ)の経歴を本サイトで紹介した筆者だが、スヌープとデス・ロウ関係の旬な話題は続くようだ。なんと2月22日(土)~3月3日(月)までの期間限定で、デス・ロウ・レコーズのポップアップストアが原宿でオープンしている模様。
このポップアップストアはデス・ロウ・レーベルの一部の権利を購入し、広報などを担当しているUMGが展開している。竹下通りに面しているこのストアでは、あの象徴的な電気椅子ボーイのロゴやレーベル名を冠したTシャツやパーカー、ドレのアルバムカバーのデザインのオリジナルTやトート、LP、帽子やポスターなどが販売されている模様。ちなみに今回まで、デス・ロウ・グッズは日本で販売展開されたことが一度も無いそうだ。
既に行ったthreads民の声を拾ってみると、残念ながらだいたいが「目ぼしいものが無かった」との反応である。恐らく昨今の円安も影響しているかもしれない。その上どうやら客層は、デス・ロウ黄金期がドンピシャ世代が多かったようだ。転売ヤーらしき人物が買いあさっていたという目撃情報もある。だが、お店の雰囲気自体は楽しめるらしく、スヌープの最新アルバム『Missionary(ミッショナリー)』の楽曲がかかっていてテンションが上がった、ローライダーアートが刺さった、ポスターが良かった、等々の意見もあった。ポップアップストアなので恐らく数量限定販売な上、やはり今後いつまた日本でブランド展開されるのか分からないので、気になる方は早めにチェックしてみよう。
2022年の2月にスヌープがデス・ロウを買収してから、精力的に関連グッズが販売されている。筆者もご多分にもれず、ノスタルジーに駆られてあの電気椅子ボーイのロゴ入りのスパークリングワインを購入したし、現在も日本の友人のお土産用にアパレルグッズをよく購入している。ちなみに、筆者が勝手に「電気椅子ボーイ」と呼んでいるあのロゴは、デス・ロウ・レコーズの元従業員Henry “Hendog” Smith(ヘンリー・ヘンドッグ・スミス)がデザインした。ギャングのメンバーでもあった彼はSuge Knight(シュグ・ナイト)の友人で、2002年の10月他のPiru Bloods(パイル―・ブラッズ)ギャングとの抗争で撃たれて亡くなったそうだ。
このポップアップストアは試験的に実施されたもので、今後何か大きな動きがあるのか。はたまた単発的なものなのか。ビジネスの天才スヌープと、デス・ロウ・レコーズの今後の日本での動きが注目される!VIa
- 店舗情報
- 期間:2月22日(土)~3月3日(月)
- 住所:渋谷区神宮前1-20-6