またもヒップホップ界に衝撃が走るー
ドレイクが、ラジオパーソナリティのエブロ・ダーデン(Ebro Darden)に痛烈な反撃を仕掛けたのだ。
事の発端は、エブロが自身の番組 Ebro In The Morning で、ケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)とのビーフについて語る中でドレイクを「ゲームに巣食う病」と呼んだことだ。
「ドレイクはそれほど重要じゃない。彼がこのビーフに巻き込まれているのは、ヒップホップの病の象徴だからだ。彼が誰であろうと関係ない。ドレイクが表すもの、それこそが問題なんだ。」
さらに、「ドレイクは人々に愛され、音楽も評価されているが、彼自身がケンドリックの言うように“魂を引き裂く”覚悟がない」と指摘。
この発言を知ったドレイクは、なんと自身のフィンスタ(Finsta)でエブロを痛烈に煽る画像を投稿。そこには、エブロの顔をフォトショップでアヤワスカ(DMTを含む幻覚剤の一種)入りのボウルに合成したシュールな一枚が──!
ドレイクの反撃にエブロが挑発「これはキャリアのどん底の証拠だ」
しかし、エブロも負けてはいない。ドレイクの投稿を受け、すぐさま番組で反撃。
「ドレイクがこのタイミングで俺に言及してくるってことは、彼のキャリアが下降線を辿っている証拠だ。」
「これまで俺に一度も言及したことがなかったのに、今さら俺の名前を出すってことは、相当追い詰められてるんだろうな。もう、シャーメイン(Charlamagne)やジョー・バドゥン(Joe Budden)を相手にしてた時とは違う。ドレイクは今、完全に低迷期だよ。」
エブロ vs. ドレイク、因縁の歴史
実は、エブロがドレイクを批判するのは今回が初めてではない。
2023年には、ドレイクがツアー中にチャイルディッシュ・ガンビーノ(Childish Gambino)の名曲「This Is America」をディスったことに対し、「ドレイクは黒人社会の問題について何も語らないくせに、こういう時だけ出しゃばる」と猛批判。
「俺はこの番組で一番のドレイク・ファンだ。でもな、ドレイクは一度たりともブラックコミュニティの問題について何か発言したことがない。彼が“俺は関係ない”って立場なのは自由だけど、それなら『This Is America』をディスるのは筋違いだろ?」
X(旧Twitter)でもリスナーとの議論が白熱。
「ドレイクが何も発言しないのは自由だ。でも、『This Is America』が過大評価だなんて言う資格はない。この曲が出た時、世の中はまさにそれを必要としていたんだ。」
「黙ってるのは勝手だけど、意義のある作品を軽んじるのはダサすぎる。」
ドレイク vs. エブロ、この戦いの行方は!?
ドレイクとエブロの因縁バトルは、今後も激化する可能性が高い。
ケンドリック・ラマーとのビーフに加え、業界内での評価も揺らぎ始めたドレイク。
果たして、ドレイクはこの状況を打破できるのか?
それともエブロの指摘通り、彼の時代は終焉を迎えつつあるのか?
ヒップホップ界のドロドロの確執は、まだまだ終わりそうにない VIA