今年も終盤に差しかかり、ヒップホップ界からの“熱い”贈り物がHNHHから届けられている。
“ホット過ぎる”プレイリストとして注目を集める最新アップデート版である。この1週間で発表された様々な話題の楽曲の中から、Kendrick LamarとJ. Coleが見事な復活を遂げた点に注目したい。それぞれの新曲やボーナストラックには、ヒップホップ・ファンを魅了する多彩な要素が詰まっている。
Kendrick LamarがSZAと再タッグを組んだ新曲「30 For 30」
まず注目すべきは、Kendrick LamarがSZAとコラボレーションした「30 For 30」である。本曲はSZAの『SOS Deluxe: LANA』に収録されているが、穏やかなメロディと跳ねるようなクラップサウンドの組み合わせが実に心地よい。両者のボーカルから生まれるケミストリーは秀逸であり、メロディックながら鋭いラップ・フロウもしっかりと盛り込まれているのが特徴である。2024年を締めくくるにふさわしい、軽快かつ力強い作品であると言える。
J. Coleが放つ『2014 Forest Hills Drive』10周年記念エディション
また、ヒップホップ界の“ビッグスリー”の一角を担うJ. Coleは、アルバム『2014 Forest Hills Drive』の10周年を祝う特別版をリリースしている。新たに追加された8曲のボーナストラックの中でも、とりわけ人気を集めているのが「Die Together」である。鋭いリリックと重厚なライム、そして力強いデリバリーが随所で光り、“2014 Forest Hills Drive”が長く愛される理由を改めて証明している。
Boldy Jamesが鮮烈に描くストリート感、『Hidden In Plain Sight』
さらに、今年精力的な活動を見せているBoldy Jamesも新作を投下している。ビートメイカーwhothehelliscarloとの共作によるEP『Hidden In Plain Sight』は、短いながらも濃密なストリートテイストを帯びた一枚である。特に表題曲「Hidden In Plain Sight」ではConway The MachineとStyles Pをゲストに迎え、荒々しくダスティーなビートにソウルフルな要素を溶け込ませた魅力が印象的である。
Gunnaの「GOT DAMN」で味わう心地よいチル感
今週の新曲といえば、Gunnaの「GOT DAMN」も外せない。ドリーミーなシンセとシンプルなトラップドラムによる独特の空気感が特徴であり、Gunnaのボーカルがその余白を埋めることで絶妙なチル感を生み出している。大きなメロディ展開こそ少ないものの、この緩やかで浮遊感のあるムードこそがリスナーを虜にする鍵である。
Tee GrizzleyがFlo Milliを招いた新色「Diana (Remix)」
最後に紹介したいのが、Tee Grizzleyの「Diana (Remix)」である。BNYXが手掛けるドリルの跳ねるようなリズムをバックに、Tee Grizzleyがオートチューンを駆使し、普段とはひと味違うラップスタイルを披露している点が目を引く。一方、Flo Milliの小気味よいブレスとリズム感にあふれたラップは極めて躍動的である。両者のスタイルがぶつかり合い化学反応を起こす一曲として、ぜひ聴いておきたい。Via
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