カニエ・ウェストとタイ・ダラー・サインのヒット曲「Carnival」をめぐり、プロデューサーであるデジタル・ナスが著作権問題に対し激しい怒りを示し、タイラー・ザ・クリエイターに対してもSNS上で批判の投稿行った。彼は自身の貢献が正当に評価されていないと主張し、音楽業界に蔓延する不正を暴露した。
クレジット問題の背景
デジタル・ナスが公開したスクリーンショットには、A&Rのマット・ゲフェンから送られたメールが写されている。その内容によれば、「Carnival」におけるナスの貢献が、トラックスター、88-キーズ、モーニング・エストラーダといった他のプロデューサーによって確認されなかったとされる。
これに対し、ナスは次のように語った。
「フリッツ(エンジニア)が俺に『カニエとカーティが助けを必要としている』と連絡してきたため、スタジオに向かった。そこで『Carnivalに何を加えるべきか?』と尋ねられたため、必要な修正点をすべて伝え、カニエにはバースを変更するようにアドバイスした」
その後、「Carnival」は大ヒットを記録し、グラミー賞にノミネートされるまでに至った。しかしながら、クレジットを確定させる段階でマット・ゲフェンが現れ、ナスの貢献を否定する動きがあったという。
音楽業界に蔓延する問題を告発
ナスは、このようなクレジットの不正が音楽業界全体に広がっているとし、次のように怒りを表明した。
「この業界にはハイエナのような奴らがうじゃうじゃいる。彼らは若いアーティストの音を盗み、自分が作ったかのように主張する。『Carnival』はわずか47,000ドルの収益を上げたが、それでも連中はその金をめぐって争っている」
さらに、ナスは自らが関与した小さな楽曲では正当にクレジットされる一方、ヒット曲では名前を外されるケースがあると指摘する。
「小さい曲では俺の名前を残すくせに、大きなヒット曲では『あいつは何もしていない』と言い出す。本当にふざけている」
タイラー・ザ・クリエイターへの辛辣な批判
デジタル・ナスはこれまでにも過激な発言をしており、最近ではタイラー・ザ・クリエイターのアルバム『Chromakopia』についても厳しい意見を述べている。
彼はタイラーのInstagram投稿に対し、「また同じアルバムを作ったのか。このゲイっぽいコードと弱いファレルのドラムはもう聞き飽きた」とコメント。さらに自身のInstagramストーリーでは「買う気にならない。新しい何かが必要だ。俺をこの業界に入れろ」と投稿した。
これに対し、タイラーはプライベートメッセージで「そうだな、このタイラーとかいう奴はホント最低だよな(笑)。買うなよ(笑)」と皮肉を返した。
ナスはさらに、タイラーに自身の楽曲「LO’S V4」を送りつけ、「お前がこれと同じレベルの曲を作れるようになったら話そう」と挑発的な返答をした。
結論
デジタル・ナスの告発は、音楽業界が抱える問題を浮き彫りにしている。特に若手アーティストの貢献が正当に評価されない構造や、権力者による不正行為が問題視されている。本件に対するカニエ・ウェストやタイ・ダラー・サインの反応は現時点で明らかになっていないが、今後の展開に注目が集まる。Via