ラッパーのオラ・ラント(Ola Runt)が2024年8月末に刑務所から出所し、自身に対するディストラックを放ったプレイボーイ・カーティ(Playboi Carti)とのビーフ(敵対関係)を再燃させようとしている。オラ・ラントとプレイボーイ・カーティの対立は長年続いており、特に2020年にリリースされたカーティのアルバム『Whole Lotta Red』の収録曲「Stop Breathing」によってさらに激化していた。カーティはこの楽曲の中でオラ・ラントや彼のクルー「ヘンチメン」を挑発し、オラに対して直接的な攻撃を仕掛けた。
2020年当時、オラ・ラントは刑務所に収監されたため、すぐに反撃することは叶わなかった。しかし、出所後のオラ・ラントはインスタグラムを通じて新たなディストラックを準備していることを明かし、カーティへの再挑戦を表明した。そのディストラックのタイトルは「All Dead」とされており、これはカーティの最近の楽曲「All Red」に掛けたものと見られている。
オラ・ラントの挑発的なリリック
オラ・ラントは「All Dead」の一部を車内で披露し、カーティとその音楽を痛烈に批判している。彼は「Whole Lotta Redが音楽? アトランタの人間は誰もそれを音楽だなんて思っていない」と主張し、地元アトランタでの支持がないことを指摘している。また、カーティの男らしさに対しても挑発的な発言を繰り出し、「お前はストッキングを履いて、脚も剃っているんだろう」とのラインで、彼のイメージに揺さぶりをかけた。
さらにオラ・ラントはインスタグラムでカーティをタグ付けし、彼の仲間である「ホミサイド・ギャング」にも直接的な言葉を投げかけた。これにより、オラが本気でこのビーフを再燃させる意図があることがうかがえる。
2020年の「Stop Breathing」でのビーフの火種
プレイボーイ・カーティの楽曲「Stop Breathing」では、オラ・ラントとそのクルー「ヘンチメン」に対する攻撃的なリリックが多く盛り込まれていた。「俺には刑務所に仲間がいる」「あいつに刺し傷を負わせたのは俺の仲間だ」などの発言を通じて、カーティはオラに対して強い敵意を見せつけていた。
二人のビーフの背景には、カーティの友人であったビッグ・ソーサの死があるとされる。ビッグ・ソーサは2023年に亡くなっており、その事件にオラ・ラントのクルーが関与していたとの噂が立っている。カーティは「兄弟が死んでからずっと殺意が消えない」と歌詞に残し、深い怒りを表現している。
オラ・ラントの復讐心と今後の展望
当初、オラ・ラントは「Stop Breathing」を軽視するような態度を取っていた。彼はインスタグラムで「ディストラックじゃ死んだ仲間は戻らない」と投稿し、カーティの挑発に対して冷静さを保っているようにも見えた。しかし、その後この投稿は削除され、オラの仲間であるウー・ダ・サヴェージもまた、カーティの信用を疑問視する発言をしていた。
こうして時が経過し、ビーフが自然と収束するかと思われたが、オラ・ラントは明確にビーフの再開を示している。彼は間もなくフルバージョンの「All Dead」をリリースする予定であり、このディストラックがどのような反響を呼ぶか注目される。
オラ・ラントとプレイボーイ・カーティの間の緊張関係は、彼らの音楽キャリアにおいて大きな影響を与えており、アトランタのヒップホップシーンにも波紋を広げる可能性が高い。今後、両者のビーフがどのような展開を見せるかは、音楽シーンの一大注目ポイントだ。Via