シカゴ出身のラッパー、Chance the Rapperは、オバマ政権時代の象徴的なアーティストの一人であり、その人柄や音楽で多くのファンに愛されてきた。オバマ元大統領からも彼の音楽やシカゴでの活動が評価されていたが、2019年にリリースされたアルバム『The Big Day』が不評に終わり、その後は活動が控えめとなっていた。そんな彼が、2024年の米国大統領選挙の結果を受け、久々にInstagramで発言を行った。
歴史的アフリカ系リーダーの写真を通じてメッセージを発信
Chance the Rapperは、選挙結果への直接的なコメントやトランプへの批判を行うのではなく、歴史的なアフリカ系リーダーたちの写真を投稿するという形でメッセージを発信した。この投稿には、マルコムXやムサ・ムワリアマ将軍、ハリエット・タブマンといった著名なリーダーたちの写真が含まれており、ほとんどが剣や銃などの武器を手にした姿で描かれている。彼の投稿のキャプションには「迷える者たちへ」と記されており、この内容は彼の普段のイメージと対照的であった。
ファンとフォロワーの間で賛否両論
この投稿に対して、ファンやフォロワーからは多くの反応が寄せられた。一部のフォロワーは、彼の投稿が暴力を煽るものと捉え、「本当にそんなに暴力的なのか?」と疑問を投げかける声もあった。また、トランプに対する批判を示す一方で、その政策から恩恵を受ける可能性のある裕福な立場への指摘もあった。Chanceは以前からトランプに対して批判的な立場を示しており、2018年にはトランプがKanye Westの支持を受けた際に「いや、それは違うよ」と返答している。
ファンからの新曲リリースの期待が高まる
この投稿を受けて、ファンの間では政治的な意見よりも新しい音楽を期待する声も多く上がっている。Chance the Rapperは2022年から新作アルバム『Star Line』のリリースを示唆しており、シングル「Together」や「3333」などが好評を博しているため、ファンは新曲を心待ちにしているのだ。彼の復帰が待ち遠しい中、今後どのような音楽がリリースされるのか注目が集まっている。
まとめ
Chance the Rapperの今回の投稿は、トランプ再選に対する自身の意見を示すとともに、歴史的なアフリカ系リーダーたちの精神を象徴するものとして話題となった。ファンからは彼の新しい音楽への期待も高まっており、今後の動向に注目が集まることは間違いない。Via