2025年のグラミー賞ノミネーションが発表され、ケンドリック・ラマー、ビヨンセ、アンドレ3000など、音楽界のスターが主要部門に顔を揃えている。ヒップホップとR&Bの競争が激化し、今年の受賞争いは例年以上に熾烈なものとなりそうだ。
ビヨンセ、歴代最多ノミネートで音楽界の頂点に君臨
ビヨンセは今回、11部門でのノミネートを果たし、史上最多のノミネート数を誇るアーティストとして新たな記録を樹立した。アルバム『Cowboy Carter』が多くのジャンルで評価され、ビヨンセはこれまでの栄光にさらに磨きをかけた。特に「Texas Hold ‘Em」は、ソング・オブ・ザ・イヤーやレコード・オブ・ザ・イヤーといった主要カテゴリーにノミネートされており、彼女の実力が再認識されている。
ケンドリック・ラマー、ディス・トラックが再び注目を集める
ヒップホップ界の重鎮ケンドリック・ラマーは、ドレイクを意識したディス・トラック「Not Like Us」で話題をさらっている。彼の楽曲は今年も圧倒的なパワーを発揮しており、ソング・オブ・ザ・イヤーやレコード・オブ・ザ・イヤーなど、5部門でノミネートされた。その鋭いリリックと音楽性が高く評価され、彼はヒップホップ界での地位を不動のものにしつつある。
アンドレ3000、スピリチュアル・ジャズで新境地を切り開く
アンドレ3000がスピリチュアル・ジャズに挑戦した初のソロアルバム『New Blue Sun』でアルバム・オブ・ザ・イヤーにノミネートされた。彼が音楽性を大胆に転換したことが注目され、アウトキャストとして2004年に同賞を受賞して以来、久しぶりの大舞台に立つこととなる。ジャンルの壁を超えた新しい試みに対する評価が、音楽ファンの間で高まっている。
最優秀ラップアルバム:ヒップホップ界の精鋭たちが競演
今年の最優秀ラップアルバム部門は、J. コール、コモン&ピート・ロック、エミネム、フューチャー&メトロ・ブーミン、そして初ノミネートのドウチといった多彩な顔ぶれが揃った。ヒップホップの多様性と革新性がここに集約されており、それぞれのアーティストが自身のスタイルを貫いている。
• J. コール — 『Might Delete Later』
• コモン&ピート・ロック — 『The Auditorium, Vol. 1』
• ドウチ — 『Alligator Bites Never Heal』
• エミネム — 『The Death of Slim Shady (Coup De Grâce)』
• フューチャー&メトロ・ブーミン — 『We Don’t Trust You』
ソング・オブ・ザ・イヤーとレコード・オブ・ザ・イヤー:様々なジャンルが交差する舞台
今年のソング・オブ・ザ・イヤーとレコード・オブ・ザ・イヤーの部門には、ビヨンセ、ケンドリック・ラマー、テイラー・スウィフト、ビリー・アイリッシュなど、各ジャンルでトップクラスのアーティストがノミネートされている。異なる音楽性が交わり、音楽の未来を見据えた競争が展開される。
ソング・オブ・ザ・イヤー候補
• シャブーゼイ — 「A Bar Song (Tipsy)」
• ビリー・アイリッシュ — 「Birds of a Feather」
• ケンドリック・ラマー — 「Not Like Us」
• ビヨンセ — 「Texas Hold ‘Em」
• テイラー・スウィフト&ポスト・マローン — 「Fortnight」
レコード・オブ・ザ・イヤー候補
• ビートルズ — 「Now and Then」
• ビヨンセ — 「Texas Hold ‘Em」
• ケンドリック・ラマー — 「Not Like Us」
• チャペル・ロアン — 「Good Luck, Babe!」
新人アーティストの活躍:新しい音楽シーンの誕生
新人アーティスト部門には、ドウチ、サブリナ・カーペンター、クルアンビン、シャブーゼイなど、次世代の音楽シーンを牽引する若手が勢揃いした。彼らの才能が評価され、今後の音楽業界にどのような影響を与えるのか注目が集まっている。
• 最優秀新人賞候補
ベンソン・ブーン、サブリナ・カーペンター、ドウチ、クルアンビン、RAYE、チャペル・ロアン、シャブーゼイ、テディ・スウィムズ
グラミー賞2025における注目のヒップホップ・パフォーマンスとビデオ
最優秀ラップパフォーマンスと最優秀ミュージックビデオ部門でも、ケンドリック・ラマー、カーディ・B、グロリラ、エミネムなどのパフォーマンスが目を引く。特にケンドリックの「Not Like Us」は、音楽ビデオでも話題を集め、視覚と音楽が融合した芸術性が評価されている。
まとめ:2025年グラミー賞でヒップホップはどこまで進化するのか
2025年のグラミー賞は、ビヨンセやケンドリック・ラマーといった既存のスターだけでなく、ドウチなど新世代のアーティストが登場し、音楽業界の新しい可能性を示している。今年のグラミー賞は、ヒップホップとR&Bの未来を占う重要な瞬間となるだろう。
音楽ファンは2月2日を楽しみにし、彼らがどのようなパフォーマンスを披露し、どの楽曲が最終的に栄冠を手にするのか期待を膨らませている。Via