土曜日, 4月 5, 2025
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Lil Durk、逮捕後新たな告発:リリックが証拠として提示される

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Chicago, Illinois – January 20, 2023 Rapper Lil Durk performs at the United Center in Chicago during the “One Big Party Tour” with Future and Friends. (Photo by Prince Williams/Wireimage via Getty Images)
Chicago, Illinois – January 20, 2023 Rapper Lil Durk performs at the United Center in Chicago during the “One Big Party Tour” with Future and Friends. (Photo by Prince Williams/Wireimage via Getty Images)

ラッパーのLil Durkが、2022年に起きた銃撃事件に関する歌詞が原因で新たな起訴を受けている。シカゴ出身の彼は、音楽界での成功と同時に、度重なる法的トラブルでその名前が頻繁に取り沙汰されている。今回は、彼の曲の中で、事件に関する「」を仄めかしたとして、検察が歌詞を証拠として引用するという異例の事態に発展している。

Lil Durkの逮捕と背景

先月、Lil Durkはフロリダ州で逮捕された。逮捕の理由は「殺人依頼の陰謀」に関するもので、彼のクルーであるOTF(Only The Family)に所属する5人も逮捕された。検察は、OTFのメンバーたちが2020年に起きたラッパーKing Vonの死に対する報復として、Quando Rondoの殺害を依頼されたとみている。

この背景には、2022年に起きた銃撃事件がある。Quando Rondoとその従兄弟であるLul Pabは、ロサンゼルスのガソリンスタンドで銃撃を受けたが、Rondoは無傷で逃れた一方、Lul Pabは命を落とした。この事件が、彼らの間における長期にわたる対立の象徴的な出来事となっている。

検察が新たに告発した内容

Billboardの報道によれば、検察は本日、Lil Durkに対して追加の告発を発表した。この新たな起訴状には、さらに別の「殺人依頼」と「銃器に関する罪」が含まれている。特に注目されるのは、彼がラップで2022年の銃撃事件を言及し、Lul Pabの死を「商業化」したと検察が主張している点である。

検察側は、Lil Durkの楽曲「Wonderful Wayne & Jackie Boy」において、事件後のQuando Rondoの反応が直接的に引用されていると指摘する。この曲では、Lul Pabが亡くなった直後に撮影されたニュース映像が元になっているとされ、Rondoが「No, no!(いやだ、いやだ!)」と叫ぶシーンが歌詞に含まれている。

問題視されている歌詞の内容

検察が問題視している歌詞には、次のような内容が含まれている。

「住所を特定したぞ(行け、行け)/場所も特定済み(行け、行け)/ゴーサイン(行け、行け、行け、行け、行け)」と歌われ、続けて「ニュースを見ると、お前の息子が映ってるぞ/お前は叫ぶ、‘No, no’(腰抜けが)」

という表現がある。この部分が事件の詳細とリンクしていると判断されており、検察はこれを「復讐を仄めかす商業的な利用」と見なしている。

歌詞が法的証拠として扱われることの影響

今回の起訴において、検察がラップの歌詞を証拠として引用することは異例の措置であり、音楽業界において大きな議論を巻き起こしている。ラップの歌詞はアーティストの自己表現であり、フィクションや誇張が含まれることが多い。しかし、今回のケースでは、具体的な事件をほのめかす表現が含まれているため、法的に問題視されている。

ラッパーと法的リスク:今後の影響

Lil Durkのケースは、ラッパーたちが自分の作品で実際の事件や対立をどのように扱うべきかという点で一石を投じている。ラップ文化では、実体験や対立をリリックに反映させることが多く、それがリアルであるほどリスナーからの共感を得やすい。しかし、今回のように歌詞が法的証拠として用いられることは、アーティストが表現の自由と現実との境界線を慎重に考える必要性を示している。

まとめ

Lil Durkは現在、新たな告発に直面し、彼の歌詞が法廷でどのように扱われるかが注目されている。ラップのリリックが自己表現としての役割を持つ一方で、現実の事件と結びついた際にどのようなリスクが生じるかを考えるきっかけとなるだろう。音楽と現実が交錯する場面で、アーティストたちが今後どのように自己表現を行っていくのか、ヒップホップ業界全体にとって重要なテーマとなりそうである。Via

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