アメリカ大統領選挙が終わり、社会は歓喜と失望が入り混じる反応を見せた。しかし、ラッパーのミーク・ミル(Meek Mill)はそのいずれにも加担せず、選挙が終わったことそのものを喜んでいた。ミーク・ミルは選挙期間中を通じて積極的に発言し、11月3日には「WHO YOU VOTING FOR?(誰に投票してる?)」という楽曲をリリースして注目を集めた。その内容からもわかるように、彼にとって「誰に投票するか」は重要ではなく、むしろ選挙によって「洗脳された」状況が終わることを切望していた。
ミーク・ミル、SNSで選挙後の想いを吐露
11月5日、ミーク・ミルはTwitterで「選挙が終わって嬉しい。洗脳のムーブが最高潮だった」と投稿。彼の発言には、有権者がメディアや世論によって過度に影響を受けていたとの批判が含まれているとみられる。また、カマラ・ハリスの写真とアニメ「ザ・シンプソンズ」のエピソードで描かれた女性大統領のシーンを並べたツイートをリツイート。この投稿には「シンプソンズが今回初めて予言に失敗した」とのコメントが添えられており、ミークも同意している様子だった。
さらに数時間後、彼は1999年の映画『マトリックス』への言及も投稿。「彼らはマトリックスを壊そうとしている」とのツイートをしたが、具体的に「彼ら」が誰を指しているかは不明だ。
ミーク・ミルの政治的立場は謎に包まれている
ミーク・ミルの政治的な立場は一貫性がなく、ファンの間でも混乱を招いている。彼は過去1年で、ドナルド・トランプとカマラ・ハリスの両者に対し好意的な発言をしている。例えば、トランプについては、暗殺未遂や刑事告発にもかかわらず選挙に勝つことができたことに驚き、「トランプは何者なんだ?知っているすごい奴らもいるが、彼は別格だ」との発言を残した。
一方で、カマラ・ハリスについては、「黒人やヒスパニック系の男性が刑務所に送られることについて3つ質問したい」とし、政策に関する議論の場を持ちたい意向を表明している。
結局、ミーク・ミルは誰を支持したのか?
選挙直前には「どちらの候補者も支持しない」との意向を表明していたが、選挙前日に発表した楽曲「WHO YOU VOTING FOR?」の中でハリスを間接的に支持しているかのような言葉も見受けられる。その歌詞では「俺はカマラに投票するかも。誰か彼女に連絡してくれ」と述べ、トランプの「毒々しい行動」には賛同できないことを示唆している。彼の発言は一貫性に欠けるものの、選挙が終わったことに対する安堵の感情は真実のようだ。Via