金曜日, 4月 4, 2025
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服役中のラッパー10選:リルダークらが直面するトラブルとRICO法の関係

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ヒップホップ界におけるラッパーたちは、彼らの音楽活動のみならず、犯罪や法的問題にも注目が集まる。特に、組織犯罪への関与が疑われる場合、RICO法(リコ法)が適用されることが多く、罪の重さが大きくなる傾向にある。本記事では、現在服役中の注目すべきラッパーたちと、彼らが抱える法的問題について詳細に解説し、RICO法の背景とその影響についても掘り下げる。

RICO法とは?

RICO法(Racketeer Influenced and Corrupt Organizations Act、組織犯罪影響と腐敗防止法)は1970年に制定され、アメリカ国内の犯罪組織やギャングを取り締まるために利用されている。RICO法の特徴は、個々の罪状に加え、組織の一員として関わった場合でも犯罪行為に対する連帯責任が課される点である。このため、ギャングや犯罪組織と関わるアーティストが逮捕された際、リーダーや関係者としての立場が重く見られ、長期の収監や厳しい刑罰が科せられることがある。日本における暴力団に対する法律をイメージして貰えればわかりやすいだろう。

1. P. Diddy(ショーン・コムズ / Sean Combs)

逮捕日:2024年9月

罪状:人身売買、恐喝共謀、売春のための移送

概要:かつてメディア界の帝王とされたP. Diddy(ショーン・コムズ)は、複数の重大な容疑で逮捕され、ニューヨークのブルックリン・メトロポリタン拘置所に収監中である。2024年には、長年のビジネスパートナーシップや影響力が疑念を呼び、最終的に人身売買や恐喝共謀の疑いで告発された。彼がリーダー的立場にいたこともあり、もし有罪判決が下されれば終身刑が言い渡される可能性も高い。

2. Lil Durk(リル・ダーク / Durk Derrick Banks)

逮捕日:2024年10月

罪状:殺人依頼、コントラクト・キリング

概要:シカゴのストリートで育ったリル・ダークは、その背景が今回の逮捕に深く関係しているとされる。2022年にロサンゼルスで発生した殺人事件に関連し、キング・ボンの死後、復讐としてクアンド・ロンドをターゲットにしたとされ、殺人依頼が行われたとされる。この事件の影響で彼は長期刑を覚悟する必要がある。

3. Young Thug(ヤング・サグ / Jeffery Williams)

逮捕日:2022年5月

罪状:リコ法違反、殺人未遂、武器および薬物関連の複数の罪

概要:アトランタを拠点とするヤング・サグは、YSL(Young Stoner Life)の創設者であり、組織のリーダーと見なされている。彼はRICO法の下で起訴され、組織全体が行ってきた違法行為に対する責任を問われている。特に、2015年の殺人事件において、事件に使用された車両を彼がレンタルしたことが指摘されており、これが有罪判決につながる可能性がある。

4. Tory Lanez(トリーレーンズ / Daystar Peterson)

逮捕日:2022年12月

罪状:半自動銃による襲撃、無許可銃の所持、過失発砲

概要:2020年にメーガン・ザ・スタリオンが銃撃された事件で逮捕されたトリ・レインズことデイスタール・ピーターソンは、法廷で激しい論争を巻き起こし、最終的に10年の刑が下された。襲撃の詳細や銃の所持に関する証拠が揃い、彼の人生は一変した。

5. Fetty Wap(フェティ・ワップ / Willie Junior Maxwell II)

逮捕日:2021年10月、再逮捕:2022年8月

罪状:麻薬密売

概要:フェティ・ワップことウィリー・ジュニア・マックスウェルは、ニューヨーク市周辺で100キロ以上の麻薬を密売した罪で逮捕され、6年の懲役刑を言い渡された。彼の事件は、組織的な麻薬取引の一環として取り締まられ、影響力のある人物であることからRICO法の適用も検討されていた。

6. YNW Melly(YNWメリー / Jamell Demons)

逮捕日:2019年2月

罪状:第一級殺人

概要:YNWメリーことジャメル・デモンズは、自身の親友2人を殺害した容疑で逮捕された。事件はドライブバイとして偽装されていたが、捜査の結果、証拠が見つかり逮捕に至った。裁判は一度無効とされたが、2025年に再審が予定されている。

7. Blueface(ブルーフェイス / Jonathan Porter)

逮捕日:2024年1月

罪状:保護観察違反

概要:ブルーフェイスことジョナサン・ポーターは、過去の暴行事件に関連し、保護観察違反で逮捕された。彼は2024年7月に釈放予定であるが、今後も法的な問題が続く可能性がある。

8. 9lokknine(9ロックナイン / Jacquavius Smith)

逮捕日:2020年10月

罪状:無許可銃の所持、重罪者の銃所持、個人情報の窃盗

概要:9ロックナインことジャカビアス・スミスは、2020年のオーランドでの銃撃事件に関与し、さらに個人情報を不正に取得した容疑で逮捕された。リコ法の適用も視野に入れられたが、最終的に別件の罪で7年の刑が科せられた。

9. Tsu Surf(ツー・サーフ / Rahjon Cox)

逮捕日:2022年10月

罪状:リコ法違反、重罪者の銃所持

概要:ツー・サーフことラホン・コックスは、ギャング「Rollin’ 60s Neighborhood Crips」のリーダーとされ、リコ法の適用により逮捕された。彼は5年の刑を科せられたが、組織のリーダー的立場にあったことで罪の重さが増している。

10. Casanova(カサノヴァ / Caswell Senior)

逮捕日:2020年12月

罪状:リコ法違反罪状:リコ法違反、麻薬取引、銃器所持

概要:カサノヴァことキャズウェル・シニアは、ニューヨークを拠点とするギャング「Untouchable Gorilla Stone Nation」のメンバーとされ、麻薬取引や銃器所持などの複数の罪で逮捕された。RICO法の下で起訴され、2023年6月には15.6年の懲役刑が科せられている。組織的な犯罪活動に加わっていたとされる彼の罪は、ヒップホップ界でも大きな注目を集めており、ファンや業界に衝撃を与えている。

まとめ

近年、RICO法の適用により多くのラッパーたちが厳しい刑罰を受ける事例が増えている。RICO法は、組織犯罪に関与するアーティストたちを取り締まるための強力な法律であり、個人だけでなく、ギャングや犯罪組織全体の活動に対する責任を問うものでもある。ヒップホップと犯罪は、切り離すことが難しいテーマであり、アーティストたちの背景や環境が、彼らをこのような状況へと導くことも少なくない。リアルであるが故の問題であるとも言えるだろう。

ヒップホップの世界は、社会的な影響力を持つ一方で、犯罪や法的な問題に巻き込まれるリスクも存在する。アーティストたちが自身の人生を賭け、リスナーたちにメッセージを届け続ける一方で、法的なトラブルは彼らのキャリアや人生を大きく左右する要因となっているのは疑いようのない真実なのであろう。Via

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