木曜日, 4月 3, 2025
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トラビス・スコット「アストロワールド悲劇」の真相に迫る裁判が再燃

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Frank Schwichtenberg, CC BY-SA 4.0 https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0, via Wikimedia Commons

ライブ・ネイションのCEO、マイケル・ラピーノ氏が、トラビス・スコットのアストロワールド・フェスティバルで発生した悲劇的な事故について証言を求められることが決定された。2021年に開催されたこのフェスティバルでは、10名が死亡、数百人が負傷する大規模な圧死事故が発生しており、音楽業界にとって衝撃的な出来事となった。この事故はまだ完全には解決しておらず、現在も裁判が進行中である。

アストロワールド事件では、観客の安全が十分に確保されていなかったことや、緊急時の対応が不十分であったとされ、数多くの訴訟がトラビス・スコットおよび主催者のライブ・ネイションに対して提起された。私自身も大型フェスに参加した経験があるが、ライブの際には会場全体が興奮と熱気に包まれ、どの方向を見ても押し寄せるような観客の流れを感じた。このような状況下では、十分な安全管理が必要不可欠だと感じたものだ。

しかし、訴訟の大半は既に和解に至ったものの、テキサス州最高裁判所では、当事者に責任を問うべく訴訟が続行され、さらに陪審裁判も検討されている。中でも、被害者側はライブ・ネイションのCEOであるラピーノ氏の責任について疑問を呈しており、彼の証言を求めている。

10月15日、ビルボード誌によれば、テキサス州最高裁判所はラピーノ氏に証言を命じる判決を下した。同社は、ラピーノ氏が被害者の「スケープゴート(責任転嫁の対象)」にされているとして証言の中止を求めていたが、裁判所はこれを却下したという。ラピーノ氏は「フェスティバルの運営や決定には関与していない」と主張しているが、被害者側は、事故当夜にラピーノ氏がライブ・ネイションのフェスティバル・ディレクターに送ったメールを証拠として提出している。このメールには、「死亡者が5名に達した場合、フェスティバルを中止する」との内容が含まれており、被害の規模が明らかになるまでフェスティバルの中止を指示しないよう求めていた。

さらに被害者側の弁護士は、「驚くべきことに、ライブ・ネイション側はラピーノ氏がフェスティバルの中止に関する決定権を持っていなかったと主張しているが、このメールが実際には彼の関与を示している」として、彼に証言の機会を求めている。この事実から、彼の役割が軽視されているのではないかと疑問を呈する声も多い。

一方で、裁判は依然として遅延しており、元々は今週開始予定だった模擬裁判も、来年2月に延期されることが決定している。裁判の進行はライブ・ネイションやトラビス・スコットが進めてきた複数の和解が原因とされているが、被害者側は彼らの責任を追及し続けている。

事件当夜のライブ会場で実際に何が起こっていたのか、そして責任の所在はどこにあるのか、依然として多くの疑問が残されている。この証言によって少しでも真相が明らかになることを期待したい。Via

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