テカシ・シックスナイン(Tekashi 6ix9ine)が新たな一歩を踏み出す。かつて、ニッキー・ミナージュやフェティ・ワップとのコラボでトップチャートを飾っていた彼だが、近年はその勢いが失われている。音楽業界でのヒットメーカーとしての地位は薄れつつあり、今ではアーティストというよりもセレブリティとしての存在感が際立っている。しかし、そんな彼が再び注目を集めるために、音楽活動に大きな変化を加えることを決断した。
TMZが報じたところによると、テカシ・シックスナインは最近、Kartel Musicと契約を結び、スペイン語圏のリスナーをターゲットにしたアルバムを制作する予定だ。彼は新しいアルバムをメキシコや中南米でツアーし、これにより最大600万ドルを手にする可能性があるという。この契約には具体的な条件があり、彼は10曲入りのアルバムを完成させることで100万ドルを受け取り、その後のコンサートごとに25万ドルが支払われることが約束されている。しかし、制作中に法的なトラブルや逮捕などが起きれば、この契約は無効になるという厳しい条件も含まれている。
テカシ・シックスナイン、600万ドルの契約でラテン市場に挑戦
この新しい契約は、テカシ・シックスナインがラテン系のファンベースに向けて行う最初の挑戦ではない。2023年にはレゲトンアルバム『Leyenda Viva』をリリースし、Angel DiorやGrupo Firme、Bulin 47といった著名なアーティストが参加している。また、2018年にはデビューアルバム『Dummy Boy』において、レゲトン界のスターAnuel AAとのコラボを果たし、スペイン語圏のファン層に強いアピールを行った経歴がある。
彼はInstagramライブで自身の立場を明確にし、批判に対しても毅然とした態度を取っている。彼は、異なるジャンルや文化に挑戦することを自らの権利であり、当然の選択だと強調している。「ニューヨークにどれだけのスペイン系がいるか知ってるか?俺たちの文化でもあるんだ」と主張し、スペイン語の音楽制作に対する自信を見せている。
批評家の評価は芳しくないものの、彼の勢いは衰えを見せていない。最近では、元恋人に向けたディストラックもスペイン語でリリースしており、彼の次のアルバムは、クロスオーバーを目指した最大の挑戦となるだろう。
新たな挑戦と期待
テカシ・シックスナインの新たな方向性は、彼がこれまで築いてきたヒップホップ界での存在感を一新し、ラテン市場でのさらなる成功を目指す大きな転機となる。このKartel Musicとの契約は、音楽業界での新たな可能性を広げるだけでなく、彼がこれまで以上に多様なリスナー層にアピールするための重要な一歩となるだろう。今後、彼がこの契約をどのように活かしていくのか、ファンや業界関係者からの期待が高まっている。
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