Boosie Badazzの娘であるラッパー、Poison Ivi(本名:Iviona Hatch)は、父Boosieが彼女の性的指向に対して行ってきた批判に対し、ついに口を開いた。9月27日(金)、彼女はInstagramに約15分に及ぶ感情的な動画を投稿し、父Boosieの発言に対する不満と、その心の内を率直に語った。
「もう我慢の限界」とIviは投稿にキャプションを添え、「自分の意思を持つことは誰もが許されてるはずなのに、パパは毎回私を非難する。それが受け入れられないことが問題じゃないの、私はもう大人なのよ!」と続けた。さらに彼女は、「ただ単に気に入らないなら、それでいいから、もうほっといて」とBoosieにメッセージを投げかけた。
動画の冒頭で、Iviは父親のホモフォビアに関連する一連の発言に反論する形で、この問題に向き合う決心をした理由について説明した。特に、9月22日(日)にアトランタで開催されたREVOLT WORLDで、彼が「Caresha, Please」のポッドキャストに出演した際、Iviが「兄弟姉妹を汚染している」という発言が決定打となったという。
父親への深い愛情とその裏にある傷
動画が進むにつれ、Poison Iviは涙をこらえながら、自身と兄弟姉妹との強い絆、そして父親への変わらぬ愛情を語りつつも、彼が彼女の性的指向について公に発言し続けることに対する深い悲しみを訴えた。
「もし世界が、本当にあなたが私に言ってきたすべてのひどい言葉を知っていたら、理解なんてできないだろう」と彼女は語る。「どんな気持ちであれ、私はあなたの血を引く娘なの。それなのに、いつも私を批判し続けるのはもう耐えられないの。」
また、彼女は父親が宗教を持ち出して彼女を批判することに対し、彼が自ら信仰を教えてくれた覚えがないことを指摘した。「神について話すけど、私が信仰を学んだのはママからよ。毎朝、聖書の一節を送ってくれるのはママだったし、私を教会に連れて行ったのもママだった。」
Boosie Badazzの公開コメントへの反論
さらに、Iviは父親がメディアで自身の性的指向について多くのインタビューを行っているにもかかわらず、彼女自身とは直接的に向き合うことがない点を批判した。彼女は、父親が一度も「なぜその道を選んだのか?」と真剣に尋ねてこなかったことに対して深い不満を示している。
「彼が言ってることはすべて、インタビューでは話すのに、私が同じ質問をしても絶対に答えてくれない」とPoison Iviは述べ、「ネットに向かって家族のことを話す前に、私たちと話してほしい」と父親に求めた。
Iviはまた、父親に対する敬意を失ったわけではないと強調しつつも、彼の言動に対するフラストレーションが限界に達していることを訴えた。「私はずっと、父を公然と批判することを避けてきた。でも、今は彼自身が私にそれをさせようとしているように感じるの。」
Boosie Badazzの過去の発言
Boosie Badazzは、2023年2月に行われたインタビューで、Poison Iviがレズビアンとしてカミングアウトしたことに関して語り、家族として彼女の性的指向を「受け入れる」ことに苦しんだと明かしている。彼は、南部の伝統的な価値観を持つ家族の中で育ってきたため、同性愛を受け入れるのは難しいとしながらも、娘への愛情は変わらないと語った。
「彼女が何をしようとも、愛してやまない。でも、南部の家族の価値観としては、それを完全に受け入れることは難しいんだ」と彼は述べている。
しかし、今回のIviの動画では、Boosieが娘の性的指向をソーシャルメディアを通じて初めて知ったとする彼の発言に対しても、彼女はこれを真っ向から否定している。
まとめ
Poison Iviは、彼女の性的指向に対して父親Boosie Badazzが公に批判的な発言を繰り返してきたことに対し、これまで我慢してきたが限界に達したことを語っている。彼女は父親を愛しているものの、彼の言動に対する深い悲しみと失望を抱いており、これからは自分自身の人生を歩んでいく決意を示している。
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