A$AP Rockyが、Rihannaを「妻」、そして自分を「夫」と呼んだ。長く曖昧にされてきた“結婚しているのか問題”に、明らかな変化が生じたのである。
■ 公式な結婚報道はなし。しかし、本人が「夫」と語った事実は大きい
ロッキーとリアーナは、世界で最も注目を集めるカップルの一組である。しかし、これまで式や婚姻手続きに関する公式情報は存在しない。
それでも、今回ロッキーは海外誌『Perfect』のインタビューでこう語った。
「平穏が自分を幸せにする。父であること、パートナーであること、家族を愛する“夫”であること。それが本当に自分を動かしている」
形式的な結婚の有無は依然として伏せられているが、「husband」という語の使用は明確であり、ファンの間では“ついに認めたのではないか”と話題になっている。
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■ つい最近まで曖昧にしていた発言が、ここで大きく変化
わずか先月のELLEインタビューでは、ロッキーは次のように慎重な姿勢を見せていた。
「俺が夫じゃないってどうやって言える? でもまだ確認はしない」
このときは“答えを避けている”雰囲気が強かったが、今回の発言では家庭という枠組みを素直に語り、自身の立場を表現している。
父としての経験が深まり、家族の中心としての自覚が強まっていると考えられる。
■ なぜ彼らは結婚を公表しないのか? セレブ婚“非公開化”の流れ
欧米トップアーティストの間では、プライバシー保護のため、結婚式を非公開にする動きが強まっている。
Beyoncé & JAY-Z、Kendrick Lamarなどが典型例であり、ロッキーとリアーナが同じ選択をしても違和感はない。
今回の発言は、
「法律上の結婚よりも、家族としての在り方を重視する姿勢」
が前面に出た形といえる。
■ アルバム『DON’T BE DUMB』の遅れにもロッキーらしい理由
インタビューでは、長く発売が遅れている『DON’T BE DUMB』にも言及した。
「誰が早く出したかじゃない。誰が一番良いものを作ったかだ。俺はレガシーを作るためにやっている」
トレンドに合わせて量産するのではなく、作品性や文化的価値を優先する——ロッキーらしい姿勢である。
■ HIPHOPCs視点:家族・創造・レガシー。A$AP Rockyは今、三つの軸を手に入れた
今回の“夫発言”は単なるゴシップとして消費すべき話ではない。
ロッキーは今や、
- 家族を中心に生きる父
- 世界的ファッションアイコン
- アーティストとしての職人性
この三つを同時に持つ希少な存在である。
カルチャーの文脈で見れば、今回の発言は「A$AP Rockyという人物の新章のスタート」を象徴している。
そしてRihannaと築く家庭が、今後の音楽やビジュアル表現にも影響を与えることは間違いない。
