ヤングサグの新作、いきなり物議
アトランタのレジェンド、ヤングサグ(Young Thug) がついに新作『UY SCUTI』をリリースしました。
でも出た瞬間から「音楽」以上に注目を集めたのは、ホワイトフェイスのジャケットと、オープニング曲「Ninja」の終盤で飛び出したハードRのリリック。
SNSでは「これは社会風刺か?」「いやただの炎上マーケだろ」と賛否が飛び交い、めちゃくちゃ議論を呼んでいます。
ファン反応まとめ(要約/via: X)
- 「あの終わり方は笑う」派 “『Ninja』のラストで思わず吹き出してしまった。運転中に路肩に停めたほど”(via: X) └ ショック笑い/不意打ちとしての面白さを指摘。
- 「“新しい差別のテーマ曲”か?」批判派 “こんなものを喜ぶ風潮そのものが危険では”(via: X) └ 楽しがる非黒人リスナーの態度に厳しい目。
- 「白人リスナーの居心地の悪さ」皮肉派 “この曲を聴く時の白人の“固まるポーズ”、みんな同じになるよね”(via: X) └ ミーム化しつつ違和感の共有が広がる。
- 「音は強い」音楽重視派 “議論はさておき、ビートとラップの圧は純粋に刺さる”(via: X) └作品をサウンド面で評価する声も一定数。
など様々。。
「Ninja」がやばい理由
「Ninja」は冒頭からヤバいんです。YSL裁判で彼を追及した検察官の声をサンプリングしてスタート。で、最後にハードR連発という展開。
あるリスナーは「笑いが止まらず車を停めた」なんて言ってるし、別の人は「差別主義者の新しいテーマソングになる」と怒ってる。
面白がる人もいれば、不快すぎるって声もあって、笑いと嫌悪感がごちゃ混ぜになってる感じです。
ホワイトフェイスの狙いは?
ジャケットの白塗りフェイスについても解釈が真っ二つ。
「人種と権力構造を逆にした挑発的アート」って好意的に見る人もいれば、「ただ炎上させたいだけでしょ」って冷めた意見も多い。
しかも本人がリリース直前に投稿したインスタで
「IF YOU WANNA BE THE BIGGEST….GO WHITE!!(トップになりたいなら白くなれ)」
とキャプションしていたのも燃料投下に。ファンは「深い意味あるのか?」「挑発でしかない」とさらに分かれました。
裁判と“スニッチ”論争が背景に
ヤングサグをめぐる騒動って、ただの炎上で終わらないんですよね。
今も進行中の YSL裁判 があるからこそ、「誰がスニッチ(裏切り者)なのか」って議論が常にファンの間で飛び交ってる。
今回のアルバムもその空気をまとってて、リリックや演出が「忠誠心」と「裏切り」をより濃く感じさせるんです。だから余計にみんな過敏に反応してるんだと思います。
音楽面では“普通にかっこいい”の声も
批判が多い一方で、「音は普通に最高」って声もあります。
「Ninja」の重たいビートや、「Walk Down」での21 Savageとの掛け合いは好評だし、「結局ラップは強い」っていうファンも少なくない。
ただ、「A$AP Rockyをディスったのでは?」なんてリリック解釈も飛び出して、やっぱり周囲を巻き込んで騒ぎになってるのは間違いなし。
ヤングサグは挑発に成功したのか?
個人的には失敗だったのではないかと。。
今回のアルバムは、ただの新作じゃなくてヤングサグのキャリアや立ち位置を語る上で避けられない一枚になりそうです。