我らが愛する、いたずらっ子カーチスこと50Cent(50セント)。いつもインスタで誰かをからかっている印象が強いが、実はものすごい努力家でもあるのだ。それは年を追う毎に脂肪ではなく筋肉がバルクアップしている彼の肉体が物語っているが、今回はそんな彼の努力家な面が垣間見れるニュースが上がっていたので紹介する。なんと彼は、近日公開予定の『ストリートファイター』実写版での新役に向けて、鋭意準備を進めているという。
「俺の規律の度合いを理解できるとは思わねぇけど、おもろいから見てくれ」と、ラッパー兼俳優はインスタグラムでバルログになるまでの道のりについて語り、続編の可能性も示唆した。「『ストリートファイター』は近日公開、その後は『ストリートファイターII バルログ』@50centaction。すべての道はShreveportに通じているんだ」と、バルログ姿で縄跳びをしたり、テーピングをしつつサンドバックを叩いている動画をあげている。ちなみにBalrog(バルログ)とは、マイク・バイソンの英語名で、英語圏ではこの名で通っている。
日系アメリカ人の映画監督・プロデューサーのサクライ・キタオ氏がメガホンを取ったこの作品。レジェンダリーとパラマウント・ピクチャーズとの新たな世界配給契約を通じて、2026年10月16日に公開予定だそうだ。気になるストーリーの舞台は1993年。「疎遠になっていたストリートファイターのリュウとケン・マスターズは、謎めいた春麗(チュン・リー)に誘われ、次なるワールド・ウォリアー・トーナメントへの参戦を決意。拳と運命、そして怒りが交錯する、壮絶な戦いが繰り広げられる。しかし、このバトルロイヤルの裏には、恐るべき陰謀が潜み、彼らは互い、そして過去の悪魔と対決せざるを得なくなる。もし勝利できなければ、Game Over!」
50セントの長年の友人で、G-Unitの結成当初から活躍しているラッパーTony Yayo(トニー・イエイヨー)は、Shannon Sharpe(シャノン・シャープ)のポッドキャスト『Club Shay Shay』でこのレジェンドについてこう述べている。「このN___はクレイジーだ。成功するには少しクレイジーでないといけないんだろうな。50セントはまさにそれだ」とトニーは笑いながら述べていた。「50セントは本当にクレイジーだ。…ちょうど今ツアーを終えたばかりなのに、奴は『ストリートファイター』の撮影のためにオーストラリアに飛んでいった。休みも取ろうとしない。クレイジーだ。何かがおかしい。1日に3回もジムに通う。奴は腕立て伏せをしている。俺はクッシュアップ(ウィードのエクササイズ)をしている。俺らはまるで全く違うライフスタイルなんだ」
つい先週もCAM’RON(キャムロン)と共同で『Paid in Full』というテレビシリーズを制作中と発表した50氏。いじめっ子ではあるけれど、ビジネスに関しては抜け目無く、努力家で、且つ近い友人に対しては忠実であり、揺るぎない忠誠心を示す性格というのが筆者の印象だ。今回のトニー・イエイヨー氏のコメントは、50セントを長年特徴づけてきたもの、つまり48歳になった今もまるでデビュー当時のように動き続け、その上、テレビ、映画、酒類ブランド、ツアーなど、多岐にわたるプロジェクトをこなしている。いやはや、リスペクトしかない。