日曜日, 10月 5, 2025

カニエ・ウェスト、ドキュメンタリー『In Whose Name?』公開と“新生YEEZY”によるファッション戦略

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6年間を記録した映像作品

またも動き出しているカニエ・ウェストであるが、新作ドキュメンタリー『In Whose Name?』のティーザーを公開した。

監督は10代の映像作家ニコ・バジェステロスであり、この6年間にわたりカニエの歩みを記録してきた。

離婚、物議を醸した発言、薬物、舞台裏の素顔まで、カメラは一瞬たりとも逸れることなくその全貌を追っている。筆者が絶対に観に行きたくなってしなうのは、やはりカニエの根っからのカリスマ性なのだろう。

9月19日に全国公開

本作は9月19日に全国の映画館で公開される。ティーザー映像では、カニエが薬の服用を拒否する理由や、キム・カーダシアンとの激しい口論が切り取られている。

これらは単なるゴシップではなく、カニエという人物の価値観や信念を示す象徴的な場面である。

ファッションと思想の交差点

映像には、物議を醸した「White Lives Matter」シャツ、サンデーサービスのステージ、アルバム『Donda』制作の裏側などが収録されている。

「薬を飲むくらいなら死んだ方がマシだ」という発言は、彼の創作活動における妥協なき姿勢を象徴する。

カニエウェスト ファッションは、単なる服飾ではなく、思想とメッセージを帯びた表現手段であることがここからも明確である。

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人間像の深掘り

公式あらすじは、天才性と混乱、成功と挫折、有名人としての孤独という相反する要素を描き出すと説明している。双極性障害との共存、創作への没頭、そして世界から注がれる視線の重圧。

本作はカニエの人間性と、カニエウェスト ファッションの裏にある精神性を同時に浮かび上がらせる。

新生YEEZYの再始動

映画公開に合わせ、カニエは自身のブランド「YEEZY」を再始動させた。

閉鎖されていたオンラインストアを再オープンし、白・黒・グレーを基調とした新コレクションを発表。

価格帯は以下の通りである。

  • フーディ・アンダーウェア:20ドルから
  • 一部アイテム:最大60ドル
  • スニーカー、スリッパ、スライダーも展開

このシンプルなカラーリングと低価格路線は、カニエウェスト ファッションの新たな方向性を示している。もちろん筆者も購入予定である。

Yeezy.comと「YEEZY SLPR」

公式サイト「YEEZY.com」も復活し、第一弾商品として「YEEZY SLPR」が登場した。

ブラック、ホワイト、グレーの3色展開で価格は20ドル。

過去の高価格戦略から一転し、幅広い層を狙ったミニマルかつ実用的なデザインである。

この戦略は、ファッション界だけでなくスニーカーカルチャー全体に新たな波を生む可能性が高い

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