アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスにて開催されたRolling Loud Californiaで、A$AP Rocky(エイサップ・ロッキー)が新曲を初披露しました。エイサップロッキーのファンにはたまらない瞬間ですね😎
そしてそして、話題となっているのはKendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)、Drake(ドレイク)、J. Cole(ジェイ・コール)による“ビッグ3”論争について、ロッキーが自らの立ち位置を激烈に表明したことです。
ロッキー「誰の味方でもねぇ、選ぶのは殺意だけ」
ライブでは、なんと本物のヘリの上に腰掛けながら、未公開の楽曲を爆音でドロップ。そのリリックがこちら。
「俺はJ. Coleの味方でもねぇ、ドレイクの味方でもねぇ、ケンドリックの味方でもねぇ。俺が選ぶのは殺意だ。奴らは俺の別の一面を目撃することになる。」
このラインは、Coolio(クーリオ)の「Gangsta’s Paradise」をサンプリングしたとされるタフなビートに乗せて放たれ、会場は騒然。ヒップホップシーンの均衡を崩死にかかった宣言ですよね。。
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元A$AP仲間にもディス!「アイツはA$AP名乗ってるけど元々友達じゃねぇ」
この新曲では、元A$AP Mobの仲間だったA$AP Relliにも攻撃を仕掛けています。
Relliは2021年、ロッキーが自分を撃ったと訴えて裁判を起こしましたが、敗訴。その件をロッキーは痛烈にラップ。
「売名行為しまくりのザコ野郎。A$AP名乗ってるけど、もともと友達でもなんでもねぇ。」
ロッキーはさらに、Metro Boomin(メトロ・ブーミン)やBossMan Dlowとの未発表楽曲も披露。しかし、これらの楽曲が近日リリース予定のアルバム『Don’t Be Dumb』に収録されるかどうかは明言しませんでした。
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ドレイクとの確執はリアル。リリーナの過去が原因?
実はロッキーとドレイクには、数年前から確執があります。その火種は、ロッキーのパートナーであるRihanna(リアーナ)と、ドレイクの過去の関係にあると噂されており、ドレイクは2023年の曲「Fear of Heights」でロッキーに向けたディスを匂わせました。
それに対抗する形でロッキーは「Highjack」や、Future & Metro Boominの「Show of Hands」、さらにKid Cudiの「WOW」で応戦。ビーフは火花を散らし続けてきました。
ただ、ロッキーは2024年のBillboardインタビューでこの因縁を軽くいなす発言もしています。
「何年もこっちに向かって撃ってきた奴らがいる。でも俺はその中にはいねぇ。今はそんなレベルじゃねぇよ。」
「今の俺は、くだらねぇ奴らよりももっとデカい相手を相手にしてんだ。現実の世界じゃ、本当に毎日誰かが撃たれてんだよ。」
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アルバム『Don’t Be Dumb』はついに完成?ファン待望の新作、もうすぐ解禁か
ロッキーはGQのインタビューで、長らく延期されてきたアルバム『Don’t Be Dumb』についてこう語っています。
「もうミキシングとマスタリングの段階だ。正直、みんなもう進捗なんかどうでもいいだろ。とにかく音源を出してほしい、それだけだと思う。」
「アルバムはもう完成してる。あとはリリースするだけ。ずっと待たせてきた分、期待を超えるモノを届けるよ。」
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A$AP Rockyの“殺意宣言”はヒップホップに革命を起こすのか?
ビッグ3の論争に背を向け、「殺意」を選んだA$AP Rocky。
新曲のリリック、ドレイクとのリアルな因縁、そして迫るアルバムリリース。2025年、ロッキーがヒップホップをブッ壊す覚悟は本物のようですね。。VIA