ラ・フレイムことトラヴィス・スコットは、2023年のアルバム『UTOPIA』のツアーが成功を収めた一方で、ステージセットの問題に激怒している模様だ。スコットは、ワイオミング州に拠点を置く制作会社「Show Motion Engineering(SME)」に対し、ブランドを傷つけ、経済的損失を招いたとして1億ドルの訴訟を起こした。この訴訟では、SMEが2023年の『UTOPIA』ツアーのためのカスタムステージセットを約束したにもかかわらず、それを履行しなかったと主張している。また、彼の名前やイメージを無断で利用したとし、これも問題視している。
訴訟の背景と主張
スコットの会社「XX Global」は、SMEが150万ドルの契約金を受け取ったにもかかわらず、ステージセットを契約通りに制作しなかったと主張している。さらに、契約ではステージ完成後の検査が義務付けられていたが、これも実施されなかったとされる。そのため、スコットのチームは以降の支払いを停止したが、これが原因でSMEがステージセットを「人質」に取る形となり、2023年のツアーで使用できなくなったと訴えている。
訴訟文書によると、SMEはトラヴィス・スコットのイメージや過去のコンサートのデザインを許可なく自社のウェブサイトでプロモーションに利用したとも主張されている。このデザインはXX Globalが著作権を所有しているものであり、スコット側はこれを「ブランドの不正利用」として糾弾している。
スコット側の主張
トラヴィス・スコットの弁護士エドウィン・F・マクファーソンは、SMEの行為について次のように述べている。
「これらの行為は意図的、またはトラヴィス・スコットの権利を無視した意識的なものであり、嫌がらせや被害を与える目的で行われた可能性がある。そのため、被告に対して見せしめとなるような懲罰的賠償を求める。」
スコット側は、著作権侵害による直接的な損失として500万ドル、さらにSMEが不正利用で得た利益として約1000万ドルの損害賠償を求めている。また、スコットのイメージや名前の不正利用については、1億ドルの賠償を請求している。
今後の展開
トラヴィス・スコットは、業界内での評価を築き上げてきたアーティストとして、ブランドの管理に非常に慎重である。そのため、今回の問題がどのように解決されるか、業界全体から注目が集まっている。Via