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DaBaby『Paper Low』|レビュー&解説
Text by HIPHOPCs編集部
一言で言えば、金が無い時も信念を曲げずに自分を貫くというDaBabyの姿勢を感じさせる楽曲だ。2025年12月19日にリリースされた「Paper Low」は、アルバム『BE MORE GRATEFUL』に収録されたトラック7。逆境と自立をテーマに、南部ラップらしい自信に満ちたフロウが印象的な新曲として注目される。
https://open.spotify.com/track/3xZT6OEmmI8bpMKkmGIlwt
リリックとテーマの分析
DaBabyは本作で「I ain't got no fee to sell my soul」(魂を売る報酬はいらない)と明確に述べ、業界の圧力に屈しない決意を示している。このフレーズが象徴するのは、商業的成功と引き換えに自己を犠牲にする道を拒絶する態度のように読める。Sean Da FirztとKayoTheWizardによるプロダクションは、ヘヴィなキックとタイトなハイハットで空間を締め上げ、808ベースが低域を支配する構造だ。上ネタはミニマルで、メロディックなシンセが微かに鳴る程度に抑えられ、ラッパーの声に焦点が集まる設計となっている。DaBabyのボーカルは声質として中低音の芯が強く、コーラスでは反復によってリズムをロックする。一方でヴァースでは緩急をつけたフロウを採用し、語頭のアクセントを強調して押し込むように言葉を並べていく。この対比が楽曲全体に緊張と弛緩のバランスをもたらしているように感じられる。
HIPHOPCs編集部としては、この曲がヒップホップにおける「自立と孤立の距離感」をどう描くかに注目した。内省的な語りと誇示的なトーンが同居する構造は、逆境を経験したラッパーが外部への不信と内面への信頼を同時に語る姿勢として読み取れる。特にヴァース2では、チケット売上の隠蔽や周囲の裏切りといった具体的な経験が語られ、その後に「My daughters knew they daddy was that nigga」(娘たちは父親が本物だと知っていた)と家族への言及が続く。このような視点の切り替えが、パブリックな戦いとプライベートな誇りを往復させ、楽曲に立体感を与えている。ビートは感情を押し上げるのではなく、むしろ淡々と刻むことで、ボーカルの重量を際立たせる役割を果たしているように思われる。同時代のサザンラップとしては、攻撃性よりも耐久性を前面に出す配置にあるのではないだろうか。
全体を通して、「Paper Low」は金銭的困窮という状況を起点に、それでも揺るがない自己像を描き出す楽曲だと言える。逆説的に、物質的な欠乏が精神的な強度を証明する構造になっており、その姿勢がコーラスの反復とともに聴き手に刻まれていく。ヒップホップにおける"リアル"とは何かという問いに対し、DaBabyは自分自身であり続けることこそが答えだと提示しているようにも聴こえる。ビートの硬質な質感とボーカルの生々しさが噛み合い、装飾を削ぎ落とした音像が、メッセージの直截性を補強する結果となっている。
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DaBabyがMegan Thee StallionとGloRillaどちらも選ばなかった理由とは?
人気ラッパーのDaBabyが、音楽番組「Drink Champs」に出演し、Megan Thee Stallion(メーガン・ジー・スタリオン)とGloRilla(グロリラ)をどちらか選ぶよう求められたが、あえて選ばず両者へのリスペクトを示した。この姿勢がSNSで話題を呼んでおり、彼が過去にMegと衝突していたことから、その発言の意図に注目が集まっている。DaBabyの発言と、その背後にある彼の真意を詳しく解説する。
「Drink Champs」とは?
「Drink Champs」は、ヒップホップ業界に焦点を当てた人気のポッドキャストおよびYouTube番組である。司会者であるN.O.R.E.とDJ EFNが、ゲストと飲みながらリラックスした雰囲気でインタビューを行うことで有名だ。音楽業界のトレンドや裏話が飛び出すこの番組には、ラッパーやプロデューサー、業界関係者が出演し、ファンにとっても楽しみなコンテンツとなっている。
DaBabyの発言:Megan Thee StallionとGloRillaへのリスペクト
DaBabyはインタビュー中、Megan Thee StallionとGloRillaのどちらかを選ぶよう促されたが、あえてどちらかに肩入れすることなく両者を称賛する姿勢を示した。彼は、「Megには愛情を持っている。俺たちは一緒に素晴らしいことを成し遂げた。そして、彼女が困難を乗り越えて成功している姿を応援している」と述べ、Megに対するリスペクトを語った。さらに、GloRillaについても好意的な評価を示し、今後のコラボレーションについても期待を寄せた。
DaBabyは続けて、「GloとMeg、そして自分とのコラボ曲を作ることを願っている。それが俺とMegが再びシーンに登場するための方法だと思う」と述べ、3人でのコラボレーションの可能性についても言及している。彼は、音楽業界での新たな挑戦を模索しており、両者の才能を高く評価していることが伺える。
https://twitter.com/DaBabyDaBaby/status/1849889909537956199
視聴者を驚かせた理由とその背景
DaBabyの発言は、一部の視聴者を驚かせた。彼はかつてMegan Thee Stallionと対立があったが、それを乗り越えた上でリスペクトを示し、今後の協力の可能性に前向きな姿勢を示した。この発言には、DaBabyの成長や、音楽業界の対立を超えた協力の重要性を示す意図が含まれていると考えられる。
過去のXXLでのメーガンとの共演和訳動画
https://youtu.be/qfqRLV3UNuo?feature=shared
さらに彼はTwitterで、「俺はただ、どちらかを選ぶことで生じるドラマを避けたかった。二人ともに愛と敬意を示したかったんだ」と説明し、ドラマよりもポジティブなメッセージを発信する意向を表明している。このメッセージは、彼のファンや視聴者に対して、過去の対立に固執せず、建設的な姿勢を貫くことの重要性を伝えている。
DaBabyが望む音楽業界での変化
別のツイートでDaBabyは、もはや論争に巻き込まれたくないという意思も明らかにしている。「過去のドラマはもう終わりだ。俺にあるのは良い音楽とエンターテインメントだけだ。論争や暴力はもう十分だ」と述べ、過去の対立から距離を置き、新しい音楽活動に専念する姿勢を示している。
このようなDaBabyの発言は、音楽業界において平和的な共存と協力の意識を呼び起こすものである。DaBabyがMegやGloRillaとの関係を通じて示す協調の姿勢は、ファンだけでなく、同じ業界で働くアーティストたちにも影響を与えるだろう。
今後のDaBabyに注目
DaBabyのインタビューでの発言は、多くのファンに新たな視点を提供している。彼がMegとGloRillaのどちらかを選ばず、両者を尊重した背景には、音楽業界における建設的な協力の意識がある。読者の皆さんも、このようなDaBabyの姿勢についてどう感じるか、コメント欄で意見を共有してほしい。Via
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Nasがハーバード大学フェローシップ2026-27募集開始【ヒップホップ奨学金】
via @NAS instagram
ヒップホップで大学に行く。昔だったら意味がわからない話ですよね。でも今は違います。Nasが2013年に立ち上げたハーバード大学のフェローシップ、Nasir Jones Hip-Hop Fellowshipが、また新しいメンバーを募集しています。
2026-27年度の締切は1月30日。Nas本人がインスタで投稿してたので、見た人もいるかもしれません。
そもそもこれ、何?
簡単に言うと、ヒップホップに関わる研究やプロジェクトをやりたい人が、ハーバード大学で活動できるプログラムです。世界初のヒップホップアーティストの名前がついた学術フェローシップとして、2013年にスタートしました。
設立のきっかけは、匿名の寄付者がNasir Jonesこそこのプログラムの顔にふさわしいと言ったこと。それを受けてハーバードのHenry Louis Gates Jr.教授が動いて、実現しました。
Nas本人も設立時にこうコメントしています。クイーンズから真のアカデミアへ。知識、芸術、自己決定、表現への貪欲さが遠くまで届くことを願ってる、と。
何がもらえるの?
フェローに選ばれると、こんな特典があります。
まず、ハーバード大学のIDカード。これで全部の図書館や施設が使い放題になります。大学のメールアカウントももらえます。そして、Hutchins Center内に自分専用のオフィスが24時間使える形で提供されます。
滞在期間は秋学期だけ、春学期だけ、通年、好きなのを選べます。ボストン・ケンブリッジエリアに住むのが条件ですが、世界トップレベルの環境で自分のプロジェクトに集中できるわけです。
誰が応募できるの?
ここが面白いところで、別に学者である必要はありません。研究者はもちろん、ミュージシャン、アーティスト、ライター、映像を作る人、デザイナー、テック系の人まで、ヒップホップを通じて何かやりたい人なら誰でもOKです。
世界中から応募できて、毎年だいたい20人くらいが選ばれます。アジア、ヨーロッパ、アフリカ、南米、どこからでも大丈夫。1975年の設立以来、700人近くのフェローを輩出してきた実績があります。
必要なのは4つです。
推薦状3通
履歴書(形式は自由)
自分がやりたいプロジェクトの説明
過去に書いたもの(ジャンル問わず)
全部英語で出す必要があります。英語がネイティブじゃない人は、TOEFLかIELTSのスコア、もしくはZoomで英語力チェックを受けることになります。
どんな研究テーマがあるの?
過去のフェローがやってきたテーマを見ると、本当に幅広いです。
ヒップホップと公民権教育、トラップミュージックと南部の空間性、アフロキューバン・ラップ、ヒップホップと大統領選挙のアーカイブ、アトランタのパーティミュージックとパフォーマティブな抵抗などなど。
ヒップホップだけを研究するわけじゃなくて、ヒップホップを軸に教育、歴史、政治、ジェンダー、テクノロジーとか、いろんな領域に広げていけるんですね。
なんでヒップホップを大学で研究するの?
ストリートの音楽を大学で?って思う人もいるかもしれません。でも考えてみてください。
ヒップホップって、ただの音楽じゃないですよね。言葉の表現、社会批評、歴史の語り直し、コミュニティ作り、ビジネス。全部が混ざった文化システムです。1970年代のサウスブロンクスで、社会から無視されてた若者たちが自分の声を手に入れるために生み出したもの。
それが50年経って、今や世界で最も影響力のある文化のひとつになりました。ちゃんと記録して、分析して、次の世代に渡していく。それが学問にするってことです。
実際、Hip-Hop Based Educationって呼ばれるアプローチがあって、ラップの作詞で言語スキルを教えたり、ヒップホップの歴史で公民権運動を学んだりする実践が、いろんな教育現場で成果を上げています。このフェローシップの過去のフェローにも、そういう教育×ヒップホップの研究をやってた人が何人もいます。
日本のシーンとも繋がってる
実は日本のヒップホップシーンとも無関係じゃありません。
RHYMESTERが90年代からやってきた、社会をラップで語るスタイル。KREVAの日本語の使い方、韻の組み立て方。ZORNが歌詞で描くストリートの日常と葛藤。こういうのって全部、ハーバードが研究する価値のある文化実践として認めてるものと本質的には同じなんですよね。
日本のヒップホップがアメリカの文化をどう受け入れて、独自に発展させてきたか。それ自体がグローバルヒップホップの重要な研究テーマになっています。だから、日本のラッパー、研究者、映像作家でヒップホップを通じて何か語りたいって思ってる人がいたら、このプログラムは意外と現実的な選択肢かもしれません。
Nasがずっとやってること
Nasがこのフェローシップでやろうとしてることは、ずっと一貫しています。ヒップホップは使い捨ての音楽じゃない、ちゃんと記録して、研究して、次の世代に渡していくものだ、ってこと。
2013年にこのプログラムができてから10年以上。Nas自身は今も第一線にいます。Hit-Boyとのコラボアルバムで2021年にグラミー賞の最優秀ラップアルバムを獲りました。自分のレーベルMass Appealでは、Ghostface Killah、Raekwon、De La Soul、Big L、Slick Rickみたいなレジェンドたちの作品を再発掘してます。
つまり、現役でアーティストをやりながら、文化の保存と継承もやってる。このフェローシップは、その姿勢をそのまま形にしたプログラムだと思います。
まとめ
Nasのハーバードフェローシップ、2026-27年度の募集中
締切は1月30日
世界中から約20人を選ぶ
研究者じゃなくてもOK
ヒップホップを軸にいろんなテーマが扱える
日本のシーンとも繋がってる話
詳しい応募要項はハーバードの公式サイトで確認できます。
この記事についてハーバード大学の公式情報もとに書きました。
注意あくまで情報提供です。応募や合格を保証するものではありません。
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7『峰不二子』歌詞考察|ルパン三世オマージュと“ワルイコ”化するセクシー表現をレビュー
Text by HIPHOPCs編集部|
最近IFEとのワルイコでセクシーなスタイルによっていったように感じる7。
https://youtu.be/Gl1fgxPxtqI?si=HvITd_EdDIIZnNM4
そして7の新曲『峰不二子』は、一言で言えば、アニメ文化とヒップホップが交差する独特な世界観を感じさせる楽曲だ。タイトルに冠された名前が示すように、ミステリアスで魅惑的な雰囲気が全編を通じて漂っている。ラッパーとしての7の新たな表現が凝縮された一曲と言えるだろう。
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リリックから読み解く7の現在地
『峰不二子』というトラック名そのものが、この楽曲のテーマを象徴している。ルパン三世シリーズに登場する「峰不二子」というキャラクターは、掴みどころのない魅力と知性を兼ね備えた存在として知られており、この曲もそうした雰囲気を纏っているように感じる。ベースラインは重厚でありながらも滑らかに這うように展開し、ハイハットの刻みは緊張感を保ちながらもどこか艶やかさを演出しているようだ。7の声質は低音域に落ち着きがあり、フロウは一定のテンポを保ちつつも要所で緩急をつけることで、聴き手を飽きさせない構成になっている。夜の街を歩きながら聴くと、その世界観がより鮮明に浮かび上がるだろう。
トラック全体を通して感じられるのは、ヒップホップにおけるキャラクター性の表現だ。峰不二子という名前を冠することで、7は自身のスタイルやメッセージに一種の寓話的な要素を持ち込んでいるようにも聴こえる。キックは深く沈み込むような質感を持ち、リスナーの身体に直接響いてくる。上ネタにはジャジーなピアノやシンセサイザーの音色が薄く敷かれており、都会的で洗練された雰囲気を醸し出している。ボーカル面では、7のフロウが単調にならないよう、韻の配置やブレスの位置に工夫が凝らされているのが印象的だ。深夜のドライブや、一人で物思いに耽る時間帯に最適な一曲と言える。
この楽曲が持つ魅力は、単なるスキル誇示ではなく、キャラクターとストーリーを音楽レビューの視点で紡ぎ出している点にあるのではないだろうか。7というアーティスト名もシンプルでありながら記号的であり、峰不二子という題材と相まって、聴き手に多様な解釈の余地を与えている。ヒップホップにおいて、こうした文化的な引用やオマージュは珍しくないが、それを自然に自身の表現として昇華できているかどうかが重要だ。編集部としては、この曲が持つミステリアスな雰囲気と、計算されたトラックメイキングのバランスが、今後の7の方向性を示唆しているようにも感じられる。
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『峰不二子』に関するFAQ
『峰不二子』はどんな曲?
アニメ文化とヒップホップが交差する、ミステリアスで魅惑的な雰囲気を持つ楽曲だと感じられる。重厚なベースと艶やかなハイハット、7の落ち着いた声質と緩急のあるフロウが特徴的で、夜の街を歩く時間帯や深夜のドライブに合うように思える。
印象的なパンチラインやテーマは?
タイトルの「峰不二子」そのものが、この曲のテーマを象徴していると言えるだろう。掴みどころのない魅力と知性を兼ね備えた存在として知られるキャラクターを引用することで、7は自身のスタイルに寓話的な要素を持ち込んでいるように感じられる。
▶︎ Spotifyで『峰不二子』をチェックする
※本記事はSpotifyで公開されている楽曲情報およびスクレイピングで取得できた公開テキストを根拠に、HIPHOPCs編集部が独自の視点でレビューしたものです。解釈は筆者の印象に基づき、アーティストの公式見解ではありません。
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OZworld「STIM UP」| レビュー&解説
Text by HIPHOPCs編集部|
OZworldの新曲『STIM UP』は、一言で言えば、内なる衝動を掻き立てるエネルギーを感じさせる楽曲だ。タイトルが示唆する「刺激」や「奮起」というテーマが、サウンドとフロウの両面から伝わってくる。ヒップホップとしての骨太さを保ちながら、リスナーを前進させる力を持った一曲である。
Spotifyで開く
リリックから読み解くOZworldの現在地
『STIM UP』というトラック名そのものが、このラッパーの意図を端的に示しているように感じられる。「STIM」という言葉は刺激や活性化を連想させ、ヒップホップにおいては自己鼓舞やモチベーションの高揚を表現する際に用いられる文脈と重なる。キックの重心が低く、ベースラインが太く響く構成は、聴く者の身体を内側から揺さぶるような感覚を生み出す。ハイハットの刻みは緻密で、リズムに緊張感を与えながらも、OZworldの声質が持つ芯の強さと相まって、楽曲全体に推進力をもたらしているように聴こえる。
フロウに関しては、一定のテンポを保ちながらも、要所で緩急をつける技術が光る。声のトーンは中低音域を中心に据えられており、言葉の一つひとつが明瞭に届く。上ネタはシンプルながらも耳に残るフレーズが繰り返され、トラック全体に統一感を与えている。こうした音楽レビューの視点から見ると、OZworldは過剰な装飾を避け、メッセージと音の核を研ぎ澄ませる方向性を選んでいるように感じる。朝の通勤時や、ジムでのトレーニング中など、気持ちを高めたい場面にフィットする雰囲気を持った楽曲だ。
全体を通して、『STIM UP』は自己を奮い立たせるためのアンセムとしての機能を果たしているように思える。歌詞の具体的な内容は確認できないものの、タイトルとサウンドの方向性から、前向きなエネルギーを注入する意図が読み取れる。OZworldというアーティストが、リスナーに対してどのようなメッセージを届けようとしているのか、その一端がこのトラックには凝縮されているのではないだろうか。編集部としては、今後の展開にも注目していきたいと考えている。
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『STIM UP』に関するFAQ
『STIM UP』はどんな曲?
内なる衝動を掻き立て、リスナーを奮起させるエネルギーを持った楽曲だと感じられる。重心の低いキックと太いベースライン、緻密なハイハットが特徴的で、朝の通勤やトレーニング中など、気持ちを高めたい場面に適している。OZworldの芯のある声質とフロウの緩急が、トラック全体に推進力を与えているように聴こえる。
印象的なパンチラインやテーマは?
タイトルの「STIM UP」という言葉そのものが、刺激や活性化というテーマを示唆していると考えられる。ヒップホップにおいては自己鼓舞やモチベーションの高揚を表現する文脈と重なり、前向きなエネルギーを注入する意図が感じられる。具体的な歌詞の内容は確認できないが、サウンドの方向性からそのメッセージ性が伝わってくる。
▶︎ Spotifyで『STIM UP』をチェックする
※本記事はSpotifyで公開されている楽曲情報およびスクレイピングで取得できた公開テキストを根拠に、HIPHOPCs編集部が独自の視点でレビューしたものです。解釈は筆者の印象に基づき、アーティストの公式見解ではありません。
Key Takeaways
OZworldの新曲『STIM UP』は内なる衝動を掻き立てるエネルギーを持つ楽曲である。
重心の低いキックや太いベースラインが特徴で、体を響かせる感覚を生む。
フロウの緩急が際立ち、リスナーに明瞭なメッセージを届ける構成になっている。
タイトルは刺激や活性化を示唆し、モチベーションを高める意図が感じられる。
全体を通して、自己を奮い立たせるアンセムとしての役割を果たしている。
Charm...
【USラップ決定版】いま最も”動いている”ラッパーは誰だ?アクティビティ指数で可視化(2025年12月第3週)
公開日: 2025年12月22日 | 最終更新: 2025年12月24日 | カテゴリ: 週間アクティビティ指数 | 著者: Kamiya Rei
【USラップ週間レポート】21...
エミネムとBAD HOPの「リアル」、グウェン・ステファーニの「誤解」──ヒップホップにおける文化の盗用とは何か?
今回ものすごくセンシティブなテーマを扱おうと思う。ヒップホップ好きの本サイト読者に問うが、文化を「盗用」することと「リスペクト」することの境界線は、どこにあるかご存知だろうか?
昔、日本にも顔を黒塗りにして黒人を真似た音楽グループが存在した。近年でも、お笑い芸人が黒人芸人の格好をして、社会的に問題となっていた。ヒップホップは、ファッション、音楽、言語、ダンス、アートと、世界中で「文化」として確立され、取り入れられ、進化している。だが、昨今これらが文化の「Appropriation(アプロプリエーション:盗用)」なのか、それとも「Appreciation(アプリシエーション:リスペクト・尊重/尊敬)」なのかが大きな議題となっている。本記事では、ほんの少しだけその繊細、且つ大切なトピックにフォーカスし、我らが愛するヒップホップ文化について考えてみようと思う。
BAD HOPの例:日本人がヒップホップをすることは盗用か否か?
どの切り口が一番私たちにとって身近、且つ咀嚼しやすいか考えるとなると、やはり我ら日本を代表するラッパー陣である。よく言われているように、日本人は古来より、海外の文化を積極的に取り入れ、それを日本独自のものへと昇華させてきた歴史を持つ。このプロセスは、取り入れられた文化を日本社会や価値観に適合させ、独自の解釈や発展を加えることで順応させてきた。
筆者(神奈川出身)にとって身近な存在でもあった、日本を代表していたヒップホップグループ、BAD HOPを例にとろう。彼らのメンバーの多くは、川崎の団地出身で、移民・マイノリティー的ルーツを持っていた。つまり社会的な弱者である。そして人気を博した理由の一つは、アメリカの文化や音を「模範」するのみならず、「リアル」なストリートを投影して共感を得てきた点にある。アメリカのヒップホップ文化も都市や地域性があり、地元愛に溢れたアーティストが多いが、例に漏れず彼らも「自分たちの街(川崎)を愛し、誇りを持つ」すなわち地元を代表することを謳っていた。メンバーは先見の明を持つ、カリスマ的なリーダーYZERR(ワイザー)氏を含め、ドレッドやコーンロウのヘアスタイルや、タトゥー、ジュエリー、ファッションに至るまでアメリカ的な影響があるものの、自分たちが直面した経験や社会背景をベースにストーリーを「日本語」で紡ぎ、発信していた。それは単なるアメリカのヒップホップ文化の「借り物」では無く、それ以上に「昇華」させていた点を強調したい。解散時も、日本のアーティストの憧れ、且つ頂点を象徴する、国内最大の舞台の一つ「武道館」でフィナーレを迎えていた。彼らは、文化の模範だけでなく、それを享受し、自分らの言語で語り直した存在であったのだ。これはAppropriation(盗用)ではなく、ローカライズされた表現であり、文化の咀嚼と再解釈と取れるのではないだろうか。
エミネムの例:白人でラップをすることは盗用か否か?
さて、次は今やアメリカを代表する世界一のMCのひとり、Eminem(エミネム)を挙げようと思う。Reddit等で未だに取り上げられるのが、彼の人種的背景と「盗用」の境界線である。彼の成功を文化盗用と捉える人は、未だに一定数存在する。
エミネムは、かの自伝的映画『8マイル』でも有名な、ミシガン州はデトロイト出身である。14歳のころからリリックスを書き始めた。黒人が多い地元ではラップバトルの常連で、現場からのたたき上げで名を馳せていた。Interscope Records(インタースコープ・レコーズ)のインターンから『Slim Shady』EPのデモテープを受け取った、大物ラッパー兼プロデューサーのDr.Dre(ドクター・ドレ)は、エミネムの独特なスタイルとリリカルな才能に圧倒され、最終的に自身のAftermath Entertainment(アフターマス・エンターテインメント)と契約させた。つまり、この時点で彼の才能は黒人の業界人から「承認」されていたのである。
彼の面白いところは、楽曲『White America』で「Let's do the math: If I was Black, I would've sold half(ちょい考えてみろよ:俺が黒人だったら半分しかレコードを売ってなかったさ)」等々、自身が「白人」としての特権について認知し、言及している点でもある。その時点で、彼自身がこの文化においての立ち位置を自覚していることを示唆している。
とあるインタビューでエミネムは、あらゆるラッパーのリリックや単語、言い回しをつぶさに研究し、四六時中、歌詞や言葉遊びについて考えていると語っていた。彼のリリックスは、困難な生い立ち、貧困との闘い、人種差別の経験に基づいていることが多く、リスナーからは共感を呼び、単なるパフォーマンスを超えたジャンルとのつながりを提示している。その点は、BAD HOPと同じく文化を「模倣」するのではなく、その文化の中で育ち、自分の言葉で文化を語っているのだ。そして『Slim Shady』から今日に至るまでの、彼のヒップホップ界への影響度、貢献度は、計り知れない。
グウェン・ステファーニの例:ファッションやトレンドとしての使用は盗用か否か
反して、「No Doubt」の元ボーカルで、ファッションアイコンでもあったGwen Stefani(グウェン・ステファーニ)を例にとろう。彼女は90年代からブレイズやコーンロウといった髪形をし、時にはインド人のように眉間にビンディーのシールを貼り、そしてKAWAIIを誇張した、原宿ガールズたるアジア人の女性を侍らせ日本の都市を題材に楽曲を発表し、ソロアーティストとして成功を収めた。日本の都市名や文化の一部を世界に紹介した功績は大きい。だが、彼女のこうした一連の活動は文化の「盗用」として非難を浴びてきた。彼女は本当に、ビンディーの宗教的な意味を理解していたのか?「自分は日本人の魂を持っている」と、日本が大好きだというグウェン自身が2023年のインタビューで述べていたが、それは果たして本当に文化の「尊重」なのだろうか?
文化の「盗用」の定義とは?
ちょっとここで一般的な文化の「盗用」の定義を考えてみよう。面倒な方は、この項目の一番最後の太字の行まで読み飛ばしてくれても構わない。
世界有数の歴史家であり、反人種差別主義の代表的な学者、Ibram X. Kendi(イブラム・X・ケンディ)博士は
文化の盗用は人種差別的な思想の表れ
支配的な集団が周縁化された文化に対して権力と支配力を行使する行為
文化的な要素を、その起源を適切に評価したり理解したりすることなく盗用し、再パッケージ化する行為
と述べている。対して人種、性別、階級、そしてそれらの研究で知られていたアメリカの作家、フェミニスト、社会活動家、文化評論家のbell...
2025年1月第4週の今週発表された注目ヒップホップトラックTOP7
早すぎる!!一月は行く?二月は逃げる?三月は🐒 最近習いました。
今週もやばい曲が多すぎて、ヒップホップ界隈、アツいです…!
そこで大人気のイチオシ7曲を紹介😉↓
Travis Scott (トラヴィス・スコット)「4x4」
https://youtu.be/SeGNxgujehE
えっ…?😍 あのトラップビートにシンセの音が重なってくのがなんか1人で聴いてても脳汁!笑 UTOPIAの時より全然攻めてるし、進化している
Sexyy Red & Bruno Mars (セクシー・レッド&ブルーノ・マーズ)「Fat, Juicy & Wet」
https://youtu.be/d7OROxsW5ZY
やばすぎるコラボきた、Brunoの歌声エロすぎるし、Sexyy Redのラップもいつもより全開って感じで、クラブで流れたら踊っちゃう🕺
DaBaby feat. Big Boogie (ダベイビー feat. ビッグ・ブギー)「Him」
https://youtu.be/wm6Sdx407FY
このコンビ最強です!二人の相性良さそうな🧐
Central Cee (セントラル・シー)「Limitless」
https://youtu.be/Ag2fJaNbw3Q
UKのラッパーってなんかいいですよね、 グライムとトラップのミックスが…Central Ceeの新曲聴いてたらイギリスに行きたくなる笑
Tyga...
Sexyy RedとBruno Marsがセクシーなニューシングル『Fat Juicy & Wet』をドロップ!
Sexyy Red(セクシー・レッド)とBruno Mars(ブルーノ・マーズ)がタッグを組んで、熱い熱いニューシングル『Fat Juicy & Wet』をリリースしたよ。
このトラックは、Daniel Ramos(ダニエル・ラモス)とブルーノさん自身が監督した、視覚的に魅惑的なミュージックビデオとともにデビュー。このMVに、ブルーノさんが最近コラボったLady Gaga(レディー・ガガ)さんやRose(ロゼ)のキャメオ出演がスターパワーを加えているよね。彼らの登場が作品の活気に満ちた遊び心のあるエネルギーを高めた感じ。この予期せぬコラボレーションは、セクシー・レッドさんの大胆なスタイルとブルーノ・マーズさんの特徴的なセンスを融合させ、プレイリストを独占すること間違いなしだね!
Sexyy Redさんについてちょいおさらい
このセクシー・レッドさんこと本名Janae Nierah Wherry(ジャネエ・ニーラ・ウェリー)は、ミズーリ州セントルイス生まれ。有名になったのはメガヒット曲『Pound Town.(パウンド・タウン』でブレイクした2023年の1月。このトラックは、彼女のちょっとお下品でフィルターのかからない表現のおかげで大成功を収めて、最終的に彼女を注目のスターにしたんだって。Nikki Minaj(ニッキー・ミナージュ)も参加した『Pound Town 2(パウンド・タウン2)」がビルボード・ホット100チャート初のエントリーとなったそう。そこから DaBaby(ダ・ベイビー)やNLE Choppa(NFLチョッパ)の曲に客演したり、2023年7月にリリースされた『SkeeYee』がYouTubeで累計再生回数が1,100万回を突破したりして、業界での地位を確固たるものにしたんだよ。彼女は髪を赤く染めて赤い服をよく着てたから、中学時代のあだ名は「レッド」だったんだって。で、ストリーミングのリリースでアーティス名を考えた時、カメラマンがレッドに君はセクシーだからセクシーを付け加えたらどうだと提案して、今の芸名ができたそうな。ちなみに彼女はファンや友人から「Gucci Maneの女版みたい!」って言われたことから2023年4月に『Female Gucci Mane』って曲を出したらしいよ!
MVの感想+α
早速筆者も視聴しましたよ。ハイ。Sexyyyyyyな色気爆発!鼻血出そう。ブルーノさんがセクシー・レッドさんの良さと武器(A$$)を理解して、魅力を存分に発揮させたMVですな。サビもノリやすくて、思わず「Fat, juicy, and wet (Wet),...
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